坂の上の飛行機雲

2013/08/26 Mon

今年も24時間テレビで障害者引っ張ってきて、感動の押し付けみたいなことやってるんだけど、俺はああいうのは苦手だなあ。
といいつつも、あのテレビのやり方が、これまで日本が戦後からやってきた方法そのままなんじゃないかと思ってしまった。要するに、元気とか前向きって感じの言葉を使って、列強国に追い付け追い越せで大衆に坂の上の雲を見させて一丸となって頑張らせてっていう方法・・・
この国はいつもそうやって、昔のことを忘れて、夢を見ることで、これまで乗り切ってきたんだと思う。
このテレビもそれをやっている。資本家と労働者、都会と地方というような構図が障害者と健常者に変わっただけで。
「この国のカタチって?」と地方の人に聞いてまわって、元気や笑顔と答えさせているが、それよりもこの構図が遂行的にこの国のカタチを表現しているのは見ていて、うーんと思ってしまう。

しかし正直なところ、日本が震災で受けたダメージを元の状態に回復できるとは、俺には信じられない。
具体的な数字や根拠がある訳ではないけれど、今のところ福島原発はどうにかなる青写真も描けてない状態だし、アベノミクスも要するにアメリカでやってる金融緩和の真似事だから、いつ頓挫したっておかしくない。
俺に坂の上の雲は見えそうにない。

だからといって、坂を登ったって雲には辿り着けないんだから、そんな嘘っぱちやめてしまえと糾弾したい、というわけじゃない。雲に辿り着く夢を見れるからこそ坂を登る活力や勇気が沸いて来るのだし、実際資源も技術もなかった極東の島国が経済大国に上り詰めたのはそのおかげだったと思う。国が経済的に潤えば地方に金が多少なりとも回ってくるようになるし、24時間テレビの障害者の子にしたって、あんな晴れ舞台に出演できるのは最初で最後だろう。本当にまれなならばテレビの今の役割とはその力を最大限に引き出すための装置として機能する他ないのではないか、という考えを簡単に否定できるほど、俺はソリューションを持っていない。
posted by (*‘ω‘*) at 08:53 | 広島 ☀ | Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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